設立趣意書
長与町では、少子高齢化により子どもは減少してきていますが、30~34歳の子育て期の女性の就業率が高くなっていることから、町内での教育施設(幼稚園)利用の減少が見込まれています。
一方で、保育の需要は高まっており、共働き世帯の増加等による保育施設利用の低年齢化と将来的な少子化を加味しながら保育施設及び定員の整備を図っていく必要があるとの見解がでています。【※第2期長与町子ども・子育て支援事業計画(令和2年~令和6年度)より】
当園でも、預かり保育の利用者や満3歳児入園の希望者が年々増えてきており、幼稚園の教育時間外や3歳未満児に対する「保育のニーズ」が寄せられていました。
教育・保育施設として、様々な「保育のニーズ」に応えられる体制を整備していくことが当園としての役割であり、地域の待機児童の解消にもつながると考え「幼保連携型認定こども園」へ移行することを決意いたしました。
地域の子育て世代の方たちが仕事をしながら子育てのしやすい環境づくりができるように、「幼保連携型認定こども園」として子どもに合わせた適切な教育・保育を提供することで、子育てによる不安感や負担感を解消し、保護者と子育ての喜びや苦悩を語り合える施設を目指します。
そして、子どもを生み育てている人や、これから子どもを生み育てたいと考えている人が子育てに喜びと充実感を感じることが出来るとともに、未来を担う子どもたちが心身ともに健やかにたくましく育つことを願い、設立します。
学校法人西成学園
あやめ幼稚園沿革
1958年(昭和33年) あやめ幼稚園設立
1967年(昭和42年) 『学校法人西成学園あやめ幼稚園』となる
1974年(昭和49年) 現在地に園舎新築移転
1981年(昭和56年) 屋上プール完成
1984年(昭和59年) 園庭ドーム完成(442㎡)
1988年(昭和63年) 園舎115㎡増築・遊歩道増設
1991年(平成 3年) 姉妹園「あやめ東幼稚園」設立
2019年(平成31年) 施設型給付幼稚園に移行
2021年(令和3年) 幼保連携型認定こども園に移行、「認定こども園あやめ幼稚園」となる
認可定員:1号認定60名、2号認定36名、3号認定24名 計120名
保育について
21世紀の社会では、様々な分野でAI(人工知能)が人間にとってかわる存在となることが予想されています。これからの社会では、AIではできないこと(0から1を作り出すようなクリエイティブな作業、他者との円滑なコミュニケーションなど)がより求められるようになることでしょう。
そのためには、認知能力(IQや学力テスト)だけではなく、非認知能力(IQやテストでは測れないちから)がこれからの社会では重要であると当園では考えています。非認知能力を高めるためには、幼児期にしっかり「あそぶ」ことが重要であると言われています。子供たちはあそびの中で、さまざまな能力を身につけ、経験することで、豊かなこころを育んでいきます。
「あそび」を通して知的好奇心旺盛になる子ども
身体全体で「音楽する」楽しさを感じる子ども
楽器を上手に弾くことも大事ですが、演奏中はしっかり集中し指揮者を見ること、みんなのこころをひとつにして演奏することを練習段階から重視しています。